もし自治会がなかったら?

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自治会・町内会は、住民のボランティアで成り立つ、地域で助け合う(=共助)組織です。全国的に年々加入率が下がっており、当自治会も例外ではありません。共働き世帯の増加などで、役員などの仕事を引き受けるのが難しい・面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。

でも実際に自治会が無くなったら町内はどうなるか、考えてみたことはあるでしょうか?自治会は地域において共助の役割を担い、自助(自力で取り組む)と公助(行政)と連携することで、地域の暮らしやすさを向上しています。

「自治会なんて、めんどくさい…」と思う前に、その必要性について、ぜひ一度考えてみてください。

・災害時、避難所が使えなくなる!?
避難所は行政によって開設されるため、非会員であるからといって、避難所を使えないわけではありません。ただ、実質的な運営は自治会に任されており、自治会がなければ、災害時に無秩序に人が押し寄せ、大混乱となるかもしれません。
当会では、会長と防災担当を中心として災害への備えを行っています。当会の避難所としては多摩大学があり、避難所を共有する円行東自治会と合同で「多摩大学避難所運営委員会」を組織し、災害時の対応について定めています。役員や区長はそれぞれ緊急時の役割を決めておき、円滑な活動ができるように備えています。さらに、避難時要支援者のサポートも、自治会が行政から委託されています。


・ゴミが出せなくなる!?
藤沢の可燃ゴミ等は個別収集の形をとっていますが、資源ゴミ(段ボール・古布)については集積所が決められ、その管理を環境事業センターから任されています。住宅が増え、新たに集積所が必要となった際に新規設置を依頼したり、不法投棄があった際に連絡したりなどをしています。
もし自治会がなくなれば、資源ゴミの集積所がなくなって自力で環境事業センターに捨てに行かないとならなくなったり、不法投棄が増えて町内環境が悪化したりすることが予想されます。当会では、非会員だからといって資源ゴミを捨てるのを禁止することまではしていませんが、利用者には、このように会員が管理の負担をしていることを知っておいてもらいたいと思います。

・街灯が管理されず、夜道が暗くなる!?
町内に設置されている街灯(防犯灯)、実は一部を自治会が管理しているのをご存知ですか?
円行一丁目には、120を超える自治会管理の防犯灯が設置されており、定期的な動作確認や、新規設置の申請を行っています。
もしこれらの管理がなくなれば、切れたまま放置された街灯が増えたりと、夜道を安心して歩けない街になるかもしれません。これは行政の仕事と思うかもしれませんが、町内を普段からよく見ることができるのは、そこに住んでいる住民です。気づいた住民からの素早い連絡により、問題にいち早く対処できます。

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上記は自治会活動のごく一部ですが、このように「縁の下の力持ち」として、町内の環境や安全を保つのを助けています。その活動は会員の協力および会員世帯から支払われる自治会費により賄われています。
あくまで任意加入の組織ではありますが、運営に理解と協力をお願いします。

最後に、持続可能な、参加しやすい組織であることも大事なことです。
昔からのやり方が踏襲されている部分も多いですが、この先本当に必要な活動に集中するため、活動をスリム化したり、やり方を変えていくことも、今後の担い手を確保するために必要となるでしょう。